ANOTHER GREEN WORLD


テネシー州・メンフィスを拠点に活動するアーティスト、弱冠22歳のAlec West (アレック・ウェスト)のソロプロジェクトであるAnother Green World(アナザー・グリーン・ワールド)は2007年に80年代ドリームポップ、シンセポップ、ニューウェーブから影響を受け活動をスタートさせる。チル・ウェイヴ世代のドリーミーな雰囲気と新世代ニューウェーブ、インディ・ロックの鋭い感覚を持ったクリエイターである。

Haunted(ホーンテッド)と名付けられたアルバムは、どこか影を感じながらもポップに仕上がっており、本作についてアレックは、「架空の映画のサウンドトラックをイメージして作ったんだ」と語っているが、彼がフェイバリットとする80年代映画のメロウな空気感に近いテクスチャを持っている。
シンセサイザーが高らかに物語の始まりを告げる「Glowing」で幕は開き、白昼夢のようなドリーミーなアプローチの曲から、まるで初期のWILD NOTHING的インディ・ポップ・テイストの曲が飛び出してきたりと、多彩な世界観を絶妙なバランスで構築するセンスに彼の美意識を伺うことができる。
OMD、The Wake、Joy Division、New Order、Durrutti ColumnをはじめMy Bloody Valentine、Slowdive、Brian Enoからの影響も公言する彼らしく、そのオマージュが随所に見られる。疾走感が心地良いリードトラックの「Moment」。OMDサウンドライクな「Blood」。幻想的なシューゲイズ・ポップ「When」。どこを切りとってもアナザー・グリーン・ワールドが生み出す最新型ドリームポップのエッセンスが凝縮されている。マニア心をくすぐりながらも、その心地良いポップネスは多くのギターポップ/シューゲイズ・ファン、ニューウェイヴ・ファン達に受け入れられるだろう。

Biography:

Memphis-based musician Alec West (Another Green World) has been creating music in his bedroom since 2007. He is Influenced by new wave, dream pop, and shoegaze. Another Green World displays a warm intimate sound, that plays with 80's drum machines, dreamy guitars, and lush pillowy vocals.

 


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